2021-04-05 更新 米国留学した理由

米国留学した理由は何ですか?とよく聞かれます。

 現在では特に珍しいことではありませんが、40年以上も前となると興味津々みたいです。また、私が県立工業高校の建築科卒業であることも驚かれます。米国留学を思い立ったのはなぜ、どうやって留学したのか、などなどいろんな疑問が浮かんでくるみたいです。きっかけとなることがいくつかあります。それらの点と点が繋がっていったとき、目指す方向を決め目標を持つことができました。それは、米国大学の学位を取得すること!成りたい自分へと成長することです。
 
 もともと大学へ行こうと考えたのは、戸建てやマンションなどの個人住宅を設計する一級建築士になり、日本そして世界で活躍するのが夢だったからです。特に欧米の建築デザインや建築手法にとても興味があり憧れていました。日本の環境に合う欧米風の個人住宅を作りたい、第一人者になりたいと情熱を持ってました。
 
 さて、最初のきっかけは、福岡大学への推薦入学が決まらず、どうしようかと迷っていたころの帰宅途中の本屋さんで遭遇しました。浪人するしかないし、来年はどこの大学を受験できるのだろうかと、帰宅途中に本屋さんへ寄って大学の紹介雑誌や入学試験問題集を読みあさってました。そのな時、目についたのが店頭に陳列されていた英語教材です。「この教材を終了すれば話せるようになります!」や「この教材を終了すると英検2級の実力が付きます!」といった謳い文句が記憶に残りました。
 
 第2のきっかけは、"建築科だから測量できるだろう"と地元の青年団剣道部の先輩がプロイラー用の鶏舎を建てるから手伝えと依頼があったことです。先輩は農業大学校から米国へ畜産を勉強するために1年ほど農業留学していました。そのとき、ネブラスカ州立大学へも通っていて、大学のことをたくさん話してくれました。米国留学は難しくないから挑戦してみいかと背中を押してくれました。でも、英語に自信がないというのが本音でした。
 
 第3のきっかけは、分厚い電話帳みたいなリクルートの大学・専門学校の案内本でした。ペラペラとめくっていたときに、「米国北部の7つの大学へ留学しませんか」というひとコマの記事をみつけました。米国北部の7つの大学への留学を支援してくれるというのです。その中のひとつが「ミネソタ州立大学ダルース校」です。建築専攻はありませんでしたが、「都市計画専攻」があり、良い成績を取って「建築専攻」がある大学へ転校できるかもしれないと思いました。ただ、どうすれば良いのか先が見えません。
 
 毎日のように案内本の同じページを読み返しモヤモヤしていました。そのなある日の帰宅途中の本屋さんで、私の気持ちは決まりました。自信を持てるものを見つけたんです。それは、「この教材を終了すると英検2級の実力が付きます!」という英語教材です。カセットテープが25本入ってて、表裏で50回のレッスンです。案内本に記載されていたフレーズ「英検2級と同等の実力があれぱ、米国留学できます」が決心させてくれました。
 
 私の頭の中は、「この英語教材を終わらせれば英検2級相当の実力がつく、英検2級相当の実力がつけば米国留学できる」でまとまりました。
 
 ここから、英語の猛勉強が始まりました。なんせ工業高校の英語は中学校の英語の延長みたいな内容でしたから、文法、単語、発音とすべて一からのスタートでした。朝6時前に起きて2時間、30分の朝食のあと昼食まで、昼食後は夕飯までと一日中英語漬けです。カセットテープ25本を終了しても不安で、次のステップであるカセットテープ10本/20レッスンを購入して、すべてやり遂げました。50+20=70レッスン、1レッスンを5回やって暗記していったから、なんと1年近くかかりました。
 
 自信満々で受けたテスト(ミシガンテストと呼ばれていた)では文法、ヒヤリング、作文で平均70点くらいでした。まだまだ英語の能力が不足していると指摘され英語学校を紹介してもらいました。上京して千葉県稲毛市の英語学校、半年して都内赤坂見附にある英語学校に通い、本格的に大学の授業についていける英語力取得に励みました。
 
 努力の甲斐あって、上京して8ヶ月経過したころに平均80点を超え、入学申請の資格を得ることができました。一念発起してから2年ほどかかり、ミネソタ州立大学ダルース校への入学が認められました。